Kurizz-Laboのホームページに連動する私的日記です。

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おもしろい本です.

久々に最近読んだ本の中から特に面白かったものをご紹介します.
1冊目は「麻生 幾」著 「エスピオナージ」 幻冬舎 \1,900 です.

日本国内での暗躍に苛烈さを増すロシア工作員に壮絶な闘いを挑む警視庁のスパイ・ハンターを描いた物語です.
現実の事件を元に,秘められてきた警察の「裏」捜査を描き尽くすリアル諜報ミステリーです.
いわゆるスパイ小説ですが,007とは全く異なる極めて地味な日本の諜報活動を描いています.実はここが面白い.(日本の諜報活動の一端をこの本で初めて知りました)

舞台は東京と青森くらいしか出てきません.そして東京は田園都市線を中心に下北沢の南口や池尻大橋,三軒茶屋や芦花公園,環状八号線などの具体的な地名が多数登場し,ついついその場の情景が目に浮かんできます.(池尻大橋駅は1年間通勤で使用していました.)

エスピオナージ

昼寝の友,就寝の友,また時にはお風呂の友として約1週間で読んでしまうと言う,私としては異例の早さで522ページを読破してしまいました.


次は「福岡 伸一」著 「生物と無生物のあいだ」 講談社現代新書 \740 です.

生物と無生物の間

この本は一月ほど前に本屋に平積みされていたベストセラー本です.

ニューヨークの振動
ボストンに研究室を移動した筆者が初めて気付いたというニューヨークについて,
次のように記していたのがとても印象的でした.

エーテルのような振動.それは,誰でもが急ぐ歩道の靴音,
古びた鉄管をきしませる蒸気の流れ.地下に続く換気口の鉄格子から吹き上がる
地下鉄の轟音.塔を建設する鎚音.壁を解体するハンマー.
店から流れ出る薄っぺらな音楽.人々の哄笑.人々の怒鳴り声.
クラクションとサイレンの交差.急ブレーキ.
マンハッタンで絶え間なく発せられるこれらの音は,摩天楼の間を抜けて
高い空に拡散してゆくのではない.むしろ逆方向に,まっすぐ垂直に下降
していくのだ.

マンハッタンの地下深くには,厚い巨大な一枚岩盤が広がっている.
高層建築の基礎杭はこの岩盤にまで達している.
摩天楼を支えるため地中深く打ち込まれた何本もの頑丈な鋼鉄パイルに沿って,
全ての音はいったんこの岩盤へ到達し,ここで受け止められる.
岩盤は金属に勝る硬度を持ち,音はこの巨大な鉄琴を細かく振るわせる.
表面の起伏のあいだで,波長が重なり合う音は倍音となり,打ち消し合う音は
弱められる.ノイズは吸収され,徐々にピッチが揃えられていく.

こうして整流された音は,今度は岩盤から上に向かって反射され,
マンハッタンの地上全体に斉一的に放散される.
この反射音は,はじめは耳鳴りのようにも,あるいは低い気流のうなりにも聴こえる.
しばしば,幻聴のようにも感じられる.
しかし街の喧噪の中に,その通奏低音は確かに存在している.
この音はマンハッタンにいればどこでも聴こえる.そして二十四時間,いつでも聴こえる.
人々の身体の中に入っては引き,入っては引きをを繰り返す.
いつしか振動は,人間の血液の流れとシンクロしそれを強めさえする.
この振動こそがニューヨークに来た人々をひとしく高揚させ,応援し,
ある時には人をしてあらゆる祖国から自由にし,そして孤独を愛する者にする
力の正体なのだ.なぜならこの振動の音源は,ここに集う,互いに見知らぬ人々の,
どこかしら共通した心音が束一されたのもだから.

この文章はP.204の第12章,細胞膜のダイナミズム,に書かれている文章ですが,分子生物学の大家がこのような文章を書くのか!
私自身が感じたニューヨークが見事に表現されていました.

最後に述べられている次の言葉を理解するにはこの本を読む他はありません.

「私たちは,自然の流れの前に跪く(ひざまづく)以外に,そして生命のありようをただ記述すること以外に,なすすべはないのである.それは実のところ,あの少年時代の日々からすでにずっと自明のことだったのだ」


次の本は「ディヴィッド・ボダニス」著 「エレクトリックな科学革命」 早川書房 \2,000

エレクトリックな科学革命


オックスフォード大学で科学史を教えている著者が書いた「電気」を研究してきた研究者の伝記です.
発電所で作られた電気が家庭のコンセントまで来ています.
コンセントには何も差し込んでいないのに電気(電流や電子)がコンセントからあふれ出ないのはなぜか.知っていますか?私は知りませんでした.

この著者のユニークさはモールスを発明したのはモールスではないと言い切ってしまうこと.
そして,アホな研究者をアホと言ってしまうところかもしれません.
学校で私が教わった事は何だったんでしょうか.
この本は小説です.数式は出てきません.
1948年,トランジスタの発明が世の中を変えました.
1948年生まれの私はアンプなどを作ってえらそうにしていますが,
コンセントの件は・・・・?

これを読めば電気の正体にかなり近づけます.
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2008-02-23 : Book紹介 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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最新事情

昨年の7月28日にほぼ完成しました.と紹介した造成地はその後も時々ご紹介してきましたが,10月頃には「追分アメリカンビレッジ」という名称の札も立,いよいよ販売か!と思っていたら,あれよあれよという間に家が建ちはじめ,今朝,改めて見ると合計7区画の全てで建築工事が行われており,既に3軒ほどは完成間近です.
追分ビレッジ最新

軽井沢の建設ラッシュは相変わらず続いているようです.
と,のんきなことは言っていられません.
我が家の周囲100m以内でも1軒が土台工事に着工.2件はまだ更地ですが,多分今年中には工事がスタートする模様です.
近所の売り地

2008-02-23 : 日常の出来事 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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