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Kurizz-Laboのホームページに連動する私的日記です。

iPhone用SPの音質に決着が!

パナソニックのiPhone用スピーカー:SC-HC05を取り上げたのは昨年の12月17日でした。

このSC-HC05はパナソニックを信じてネットで購入。
その結果は、抜群のデザイン最悪の音質でした。

実はSONYからも同様の低域増強型スピーカーが出ています。
テクニクス時代からのライバル意識は今も健在だったようです。

私の場合iPhoneで寝るときにラジオ深夜便を聞くのが日課です。
そんなとき、音楽は何とか聞けるのですが、明瞭度は最悪。
特に男性アナはしゃべりの内容が全くが聞き取れません

業を煮やして、この製品の売りである低域増強装置を次々に取り去ってきました。
最初は68Hzで共振する4個のドロンコーンの内、前面の2個を稼働停止に。

まあまあの改善でしたが、まだNG。
次に今年の1月23日、裏側にある残りのドロンコーン2個も鉛板で稼働停止。
この状態で一月ほど使っていましたが、まだだめ。

意を決してスピーカーを交換することにしました。

Panasonic SC-H05改善-1
<Time Domain Miniのユニット>

似たようなサイズのユニットを探して組み込むことにしました。

Panasonic SC-H05改善-2
<オリジナルとの比較>

仮付けして音を聞くと明瞭度が大幅に向上。これは行ける!
でもサイズが違うので取り付けアダプターを製作。
5ミリ厚の品ベニヤを加工した作ったけど2ミリ高くて収まらない。

万事休す。

今回の改修でだめなら本体を捨てる覚悟でした・・・・
でも、なんか変。
Time Domainのユニットでもかなりの低域振動が出るのです。
低音増強の仕掛けはユニットとドロンコーンだけではなく、アンプにもありそうです。
早速スピーカーの代わりに4Ωの抵抗をつないで特性を取りました。

周波数特性
<68Hzで20dBもの増強>

見事です。褒めちゃいます。
ドロンコーンの共振点と一致させたローブースト。
20dBということはパワーで100倍。
使われているデジタルパワーアンプの出力は20W+20Wと強力。
このパワーが必要な理由はここにありました。
100倍のパワーをぶち込み、4個のドロンコーンで増強。
内容席1リットル程度の箱から超低域を叩き出す工夫は見事です。
(4つのドロンコーンででドロドロの低音は最悪ですが・・)

原因が判れば対策も。
既に全てのドロンコーンは活動を休止しています。
後はアンプで増強された低域をカットすれば良いはずです。
とりあえずアンプとSPユニットの間にコンデンサーを入れます。
音を聞きながらカット&トライで調整。

ん、なかなか行ける。
スピーチの明瞭度だけなら22μFがベスト。
でも音楽の低音がやや不足・・・・・・・
結果は22+22=44μFでドンピシャリ。

この時の周波数特性を図ると図の青線となりました。

Panasonic SC-H05改善-3
<底部から引き出した結線箇所>

コンデンサーはバイポーラ型(無極性)の22μFを2個パラ使用。

Panasonic SC-H05改善-4
<最終調整後には内蔵します。>

かくして、2ヶ月掛かったベッドサイド用SPシステムのチューニングは完了です。
今夜からはすっきり爽やかにiPhoneの音を楽しむことができます。
でも、なんと疲れる製品なのでしょうか。
やはりこの手は音を聞いて買わないと大けがをするようです。

おやすみなさーーーーーい。
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2012-02-25 : エッセイ : コメント : 0 : トラックバック : 0
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プロフィール

栗原信義

Author:栗原信義

クリズラボの店主です。

自家焙煎のこだわり珈琲と、

何も足さない何も引かない

正確なサウンド!

あと10年、オーディオを中心に

感性と科学の両面から追求して

いきたいと思います。

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