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Kurizz-Laboのホームページに連動する私的日記です。

室内音響特性の改善実験

16日朝。ジョギング途中にある私の桜標本木は急激に色気づいていました。

ムムム・・・・間違いです。色付いてきました、です。スイマセン。

私の桜標本木
<2013年4月16日早朝>

昨年は4月末でしたが、今年はもしかするともう少し早く咲くかもしれません。
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今日はジョギングの後、東京に向かいました。
あのシーメンスのオイロダインをご使用のM氏宅に日東紡エンジニアリングのAGSを入れて音響改善の実験を行うとの知らせがあり、しかも、製品担当の山下氏も来られるとのことで行ってきました。

AGS(Acoustic Grove System)とう名前の室内音響特性を調整する物体(笑)です。
それは森林が持つ音響効果(理想的な音場)に着目して開発されたという独特の形状を持つ製品です。

私の興味はDEQXでチューニングされた名器オイロダインが放つピュアなサウンドに対して、AGSが部屋の影響を如何に軽減できるかという一点でした。

Mr_M_System-1
<AGS導入前の室内>

M氏宅のリスニングルームはかなり広い空間を有していますが、正面のSP側を除く壁には本とCDとレコードがびっしりと配置されています。
これらの壁面状態は適度な吸音と乱反射をするため、音響的にはそれほどの悪影響はないと考えられます。
これがAGSでどのように変化するのか、興味深いところです。

本とCD棚を移動して元の壁面を露出し、そこにAGSを設置します。

Mr_M_System-6
<コーナーに設置したANKH>

まずはANKH(アンク)と呼ばれる物体(製品)の中のコーナータイプを置いてみます。
部屋のコーナーは音響エネルギーが最も集中する場所ですのでまずは大きな効果が期待出そうです。

結果を一言で言えばスッキリ感が増し、自然な広がり感の向上を感じました。

Mr_M_System-4
<一次反射対策>

次はスピーカーからリスニングポジションまでの中間に位置する壁の前に設置して一次反射に対するチューニング効果を実験しました。

結果は、ボーカルやバイオリンの刺激感が減り、滑らかな音への変化が感じられました。

次はセンターです。

Mr_M_System-2
<コーナーとサイドに配置>
     ↓
     ↓
Mr_M_System-3
<センターにも設置>

両側のスピーカーから出た音が後ろ側に回り込もうとするとセンターでぶつかります。
そこに小さな森林(私は勝手に「ブナ林」と呼びますが)を配置することでぶつかった音が拡散されます。

と頭では想像できますが、実際には・・・・
センター付近の壁による反射が減るためか、センター定位の向上と静けさが増します。

Mr_M_System-3
<コーナー/サイド/センターに設置>

壁やコーナー、そしてSP間という要所にAGSを配置することでオイロダインからの音がとてもスムースにリスナーまで届くようになった、と感じました。

AGSは室内音響の老舗メーカーらしい素晴らしい発想の製品だと感じていました。
しかし、つぶさにその効果を実感したのは初めてでした。

DEQXがスピーカーシステムの長所を最大限に引き出し、その音をピュアな状態でリスナーに届けるためのルームチューニングが可能であることを知った瞬間でした。

AGSはその構造や見た目の感じよりは高価な製品だと感じていました。
しかし、既にある部屋の壁の構造を変えるなどの建築的な工事は膨大なコストが掛かり、なおかつその結果の正否は完成してみないと判りません。

こうしたコストやリスクを考えるとAGSは決して高くないのかもしれません。
あえて言えば、各種の接続ケーブルなどに多大な出費をするならもっと本質的な部分を改善することが先決であり、その本質的な部分がスピーカーと室内音響特性の改善であることを改めて感じた一日でもありました。

実験に呼んで頂いたMさんや適切なデモと解説をしてくれた山下氏に感謝です。

実験後、M氏は大いに悩んでいました。
AGSを導入するかどうか・・・・ではなく、最初にどこまで入れるかを・・・

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2013-04-17 : エッセイ : コメント : 0 : トラックバック : 0
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プロフィール

栗原信義

Author:栗原信義

クリズラボの店主です。

自家焙煎のこだわり珈琲と、

何も足さない何も引かない

正確なサウンド!

あと10年、オーディオを中心に

感性と科学の両面から追求して

いきたいと思います。

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